慢性腎臓病(CKD)とは? 診断基準と治療法について
ここ数年、新たな国民病として「慢性腎臓病(CKD)」が注目されています。腎臓病というとなんだか縁遠い感じがするかもしれませんが、今や成人の8人に1人は慢性腎臓病と推定されており、皆さんが考えているよりもずっと身近な病気なのです。慢性腎臓病とはどのような病気なのか、その原因や治療法について解説します。
腎臓には血液をろ過して、体内に溜まった老廃物や余分な水分、塩分を尿として排出し、からだを正常な状態に保つ重要な役割があります。腎臓病は、何らかの原因で腎臓のろ過装置である糸球体や尿細管などに障害が起こり、腎臓の機能が低下する病気です。
腎臓病には「急性」と「慢性」の2種類があります。急性腎臓病(腎障害)の場合、症状が急激に進行するため命に関わる危険性もありますが、初期の段階で適切な治療を行えば腎臓の機能が回復する見込みがあります。一方、慢性腎臓病(CKD)は、初期のうちは自覚症状がないままじわじわと進行していく病気です。気がついた時には、腎臓の働きがかなり低下しているケースも少なくありません。
腎臓は一度機能が低下してしまうと元通りに回復することが難しく、放っておくとどんどん悪化して「腎不全」と呼ばれる状態になります。最終的に腎臓がほとんど機能しなくなると、体内に有害なものが溜まり「尿毒症」を引き起こします。尿毒症の主な症状は、だるさやむくみ、食欲不振、むかつき、吐き気、頭痛、高血圧、貧血などです。そのままでは生命が脅かされることから、体内に溜まった老廃物を取り除くために、低下した腎臓の機能を代用する治療が必要となります。
腎臓病には「急性」と「慢性」の2種類があります。急性腎臓病(腎障害)の場合、症状が急激に進行するため命に関わる危険性もありますが、初期の段階で適切な治療を行えば腎臓の機能が回復する見込みがあります。一方、慢性腎臓病(CKD)は、初期のうちは自覚症状がないままじわじわと進行していく病気です。気がついた時には、腎臓の働きがかなり低下しているケースも少なくありません。
腎臓は一度機能が低下してしまうと元通りに回復することが難しく、放っておくとどんどん悪化して「腎不全」と呼ばれる状態になります。最終的に腎臓がほとんど機能しなくなると、体内に有害なものが溜まり「尿毒症」を引き起こします。尿毒症の主な症状は、だるさやむくみ、食欲不振、むかつき、吐き気、頭痛、高血圧、貧血などです。そのままでは生命が脅かされることから、体内に溜まった老廃物を取り除くために、低下した腎臓の機能を代用する治療が必要となります。
慢性腎臓病(CKD)の原因はさまざまです。慢性糸球体腎炎、腎硬化症などの腎臓自体の病気や加齢のほか、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病とも深く関係しています。また、肥満、過度の飲酒、喫煙、食塩の過剰摂取などの不健全な生活習慣も慢性腎臓病の危険因子です。それ以外には、遺伝的な要因や薬剤の長期服用によって腎障害が引き起こされることもあります。
●慢性腎臓病と生活習慣病の関係
生活習慣病は、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行に大きく関与しているといわれています。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)がある人は注意が必要です。また近年では、慢性腎臓病が心筋梗塞や脳梗塞といった心血管疾患の発症リスクを上昇させることが指摘されています。
・高血圧と慢性腎臓病
生活習慣病の中でも、とりわけ高血圧と慢性腎臓病には深い相関関係があります。塩分(ナトリウム)を摂りすぎると血圧を上昇させることは広く知られているところです。腎臓は血液をろ過して体内の塩分量・水分量を調整し、血圧をコントロールしています。また、血圧を調整するホルモンを分泌するのも腎臓の役割です。
しかし、腎臓の働きが悪くなると、余分な塩分や水分を尿として排出されなくなり、高血圧を引き起こします。血圧が上昇すれば腎臓に負担がかかり、ますます腎機能が低下するという悪循環に陥りがちです。さらに高血圧が続くと、心臓や血管に大きなダメージを与えてしまい、将来的に脳卒中や心筋梗塞などの重篤な心血管疾患を引き起こす可能性があります。
・糖尿病と慢性腎臓病
糖尿病によって高血糖の状態が続くと、たんぱく尿が出るようになります。からだにとってたんぱく質は必要な栄養素なので、本来であれば尿へ排出されることありません。しかし、高血糖により糸球体が傷ついて腎臓のろ過機能が低下すると尿中に漏れ出します。慢性腎臓病のうち、糖尿病によって起こるのがこの「糖尿病性腎症」です。糖尿病性腎症は2011年以降、慢性透析導入の原因疾患の第1位を占めています。
糸球体はその名のとおり、毛細血管が毛糸の球のように丸まった組織なのですが、糖尿病性腎症が進行すると糸球体の細い血管の内腔がさらに狭くなり、血圧の上昇を招いて、高血圧になりやすくなります。また、高血圧により糖尿病性腎症をさらに悪化させる負のスパイラルが生じます。慢性腎臓病の予防と治療には、血圧とともに血糖のコントロールも重要です。
・脂質異常症と慢性腎臓病
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)や中性脂肪(トリグリセライド)が基準値よりも高い、またはHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が基準値よりも低い状態です。脂質異常症は動脈硬化につながる可能性が高く、腎臓の血管に障害をもたらして慢性腎臓病を引き起こすリスクを高めます。
逆に、CKD患者さんが脂質異常症を併発するケースも多いことがわかっています。慢性腎臓病が進行すると尿中にたんぱく質(アルブミン)が漏れ出します。すると、不足を補うために体内でアルブミンを生成されるのですが、その過程でLDLコレステロールも作られてしまうのです。その結果、血液中の脂質が増えることになります。
生活習慣病を防ぐことは、慢性腎臓病の発症リスクを低下させるとともに、CKD患者さんに合併しやすい心血管疾患を予防することにもつながります。そのためにも毎日の生活習慣を見直すことが大切です。
生活習慣病は、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行に大きく関与しているといわれています。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)がある人は注意が必要です。また近年では、慢性腎臓病が心筋梗塞や脳梗塞といった心血管疾患の発症リスクを上昇させることが指摘されています。
・高血圧と慢性腎臓病
生活習慣病の中でも、とりわけ高血圧と慢性腎臓病には深い相関関係があります。塩分(ナトリウム)を摂りすぎると血圧を上昇させることは広く知られているところです。腎臓は血液をろ過して体内の塩分量・水分量を調整し、血圧をコントロールしています。また、血圧を調整するホルモンを分泌するのも腎臓の役割です。
しかし、腎臓の働きが悪くなると、余分な塩分や水分を尿として排出されなくなり、高血圧を引き起こします。血圧が上昇すれば腎臓に負担がかかり、ますます腎機能が低下するという悪循環に陥りがちです。さらに高血圧が続くと、心臓や血管に大きなダメージを与えてしまい、将来的に脳卒中や心筋梗塞などの重篤な心血管疾患を引き起こす可能性があります。
・糖尿病と慢性腎臓病
糖尿病によって高血糖の状態が続くと、たんぱく尿が出るようになります。からだにとってたんぱく質は必要な栄養素なので、本来であれば尿へ排出されることありません。しかし、高血糖により糸球体が傷ついて腎臓のろ過機能が低下すると尿中に漏れ出します。慢性腎臓病のうち、糖尿病によって起こるのがこの「糖尿病性腎症」です。糖尿病性腎症は2011年以降、慢性透析導入の原因疾患の第1位を占めています。
糸球体はその名のとおり、毛細血管が毛糸の球のように丸まった組織なのですが、糖尿病性腎症が進行すると糸球体の細い血管の内腔がさらに狭くなり、血圧の上昇を招いて、高血圧になりやすくなります。また、高血圧により糖尿病性腎症をさらに悪化させる負のスパイラルが生じます。慢性腎臓病の予防と治療には、血圧とともに血糖のコントロールも重要です。
・脂質異常症と慢性腎臓病
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)や中性脂肪(トリグリセライド)が基準値よりも高い、またはHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が基準値よりも低い状態です。脂質異常症は動脈硬化につながる可能性が高く、腎臓の血管に障害をもたらして慢性腎臓病を引き起こすリスクを高めます。
逆に、CKD患者さんが脂質異常症を併発するケースも多いことがわかっています。慢性腎臓病が進行すると尿中にたんぱく質(アルブミン)が漏れ出します。すると、不足を補うために体内でアルブミンを生成されるのですが、その過程でLDLコレステロールも作られてしまうのです。その結果、血液中の脂質が増えることになります。
生活習慣病を防ぐことは、慢性腎臓病の発症リスクを低下させるとともに、CKD患者さんに合併しやすい心血管疾患を予防することにもつながります。そのためにも毎日の生活習慣を見直すことが大切です。
●慢性腎臓病を診断するための検査
腎機能の状態は「eGFR(推算糸球体ろ過量)」の値と尿中のたんぱく質の有無で判断します。eGFR とは腎臓の糸球体が1分間にろ過している血液の量のことで、年齢や性別、血液中の「クレアチニン値」から計算されます。
クレアチニンは筋肉で作られる老廃物の一つです。通常であれば糸球体でろ過され、ほとんどが尿となって排出されます。しかし、腎臓の働きが低下していると、老廃物の排泄がうまくいかなくなり、血液中にクレアチニンが溜まってしまうのです。血液中のクレアチニン値が高い場合、何らかの腎臓の病気が隠れている可能性が考えられます。
ただし、クレアチニン値は筋肉の量に比例するため、年齢や性別を考慮して判定する必要があります。
腎機能の状態は「eGFR(推算糸球体ろ過量)」の値と尿中のたんぱく質の有無で判断します。eGFR とは腎臓の糸球体が1分間にろ過している血液の量のことで、年齢や性別、血液中の「クレアチニン値」から計算されます。
クレアチニンは筋肉で作られる老廃物の一つです。通常であれば糸球体でろ過され、ほとんどが尿となって排出されます。しかし、腎臓の働きが低下していると、老廃物の排泄がうまくいかなくなり、血液中にクレアチニンが溜まってしまうのです。血液中のクレアチニン値が高い場合、何らかの腎臓の病気が隠れている可能性が考えられます。
ただし、クレアチニン値は筋肉の量に比例するため、年齢や性別を考慮して判定する必要があります。
●慢性腎臓病(CKD)の診断基準
①たんぱく尿が出るなど腎機能に異常がある
②腎機能を示すGFR(糸球体濾過量)が60 mL/分/1.73m2 未満に低下している
上記①、②のいずれか、または両方の状態が 3ヶ月以上持続している場合、慢性腎臓病(CKD)と診断されます。
①たんぱく尿が出るなど腎機能に異常がある
②腎機能を示すGFR(糸球体濾過量)が60 mL/分/1.73m2 未満に低下している
上記①、②のいずれか、または両方の状態が 3ヶ月以上持続している場合、慢性腎臓病(CKD)と診断されます。
●重症度(ステージ)の分類
慢性腎臓病の重症度は、腎臓病を招いた原因疾患、腎臓の機能、たんぱく尿、アルブミン尿によって評価されます。
分類の詳細については、以下の表を参照下さい。
慢性腎臓病の重症度は、腎臓病を招いた原因疾患、腎臓の機能、たんぱく尿、アルブミン尿によって評価されます。
分類の詳細については、以下の表を参照下さい。
出典:日本腎臓学会編「CKD診療ガイド2012」より
ステージは、上記表のGFR区分にてG1(ステージ1)~G5(ステージ5)で表されております。
●ステージ1〜2
腎臓に軽い障害や軽度の機能低下が認められますが、自覚症状はほとんどありません。職場や市の健診などで発見されることが多いでしょう。この段階であれば回復の見込みがあります。
進行を防ぐカギは、生活習慣の改善(禁煙、節酒、運動、十分な睡眠など)と食事療法です。食事面では、塩分やたんぱく質の摂取量をコントロールし、カロリー制限することが求められます。食事療法だけで改善が見られない場合、必要に応じて薬物療法が行われます。
●ステージ3
腎臓の機能が通常の半分近くまで低下している状態です。夜中に何度もトイレに行く夜間頻尿や、血圧上昇、むくみ、貧血などの症状が出ることもあります。ここからは、腎臓専門医のもとで本格的な治療をスタートするのが望ましいでしょう。
治療の柱となるのが、糖尿病や高血圧などの原因疾患の治療、生活習慣の改善、食事療法、薬物療法です。食事では、カロリー・塩分・たんぱく質制限に加えて、カリウムを控える必要があります。適切な治療や生活改善を行えば、重症化を防ぐことも可能です。
●ステージ4
腎臓の働きがさらに低下して、むくみが出る、疲れやすいなど、全身の症状が現れ始めます。この段階では腎機能を回復させることが難しいため、現状を維持し、透析治療開始をできるだけ遅らせることが治療の目標です。そのため、より厳格な生活改善、食事療法、薬物療法が行われます。
●ステージ5
腎臓の機能が極度に低下した末期腎不全の状態です。食欲不振や吐き気、頭痛、尿量の減少、息苦しさなど、さまざまな症状が出てきます。放っておくと死に至る危険性があるので、腎代替療法を行う必要があります。
当院では慢性腎臓病(CKD)の専門外来を設け、実績・経験のあるCKD対策協力医や腎臓専門医が診察にあたっています。かかりつけ医から腎臓専門医の受診を勧められた方、健康診断で尿検査異常を指摘された方は、どなたでも遠慮なくご相談ください。
●ステージ1〜2
腎臓に軽い障害や軽度の機能低下が認められますが、自覚症状はほとんどありません。職場や市の健診などで発見されることが多いでしょう。この段階であれば回復の見込みがあります。
進行を防ぐカギは、生活習慣の改善(禁煙、節酒、運動、十分な睡眠など)と食事療法です。食事面では、塩分やたんぱく質の摂取量をコントロールし、カロリー制限することが求められます。食事療法だけで改善が見られない場合、必要に応じて薬物療法が行われます。
●ステージ3
腎臓の機能が通常の半分近くまで低下している状態です。夜中に何度もトイレに行く夜間頻尿や、血圧上昇、むくみ、貧血などの症状が出ることもあります。ここからは、腎臓専門医のもとで本格的な治療をスタートするのが望ましいでしょう。
治療の柱となるのが、糖尿病や高血圧などの原因疾患の治療、生活習慣の改善、食事療法、薬物療法です。食事では、カロリー・塩分・たんぱく質制限に加えて、カリウムを控える必要があります。適切な治療や生活改善を行えば、重症化を防ぐことも可能です。
●ステージ4
腎臓の働きがさらに低下して、むくみが出る、疲れやすいなど、全身の症状が現れ始めます。この段階では腎機能を回復させることが難しいため、現状を維持し、透析治療開始をできるだけ遅らせることが治療の目標です。そのため、より厳格な生活改善、食事療法、薬物療法が行われます。
●ステージ5
腎臓の機能が極度に低下した末期腎不全の状態です。食欲不振や吐き気、頭痛、尿量の減少、息苦しさなど、さまざまな症状が出てきます。放っておくと死に至る危険性があるので、腎代替療法を行う必要があります。
当院では慢性腎臓病(CKD)の専門外来を設け、実績・経験のあるCKD対策協力医や腎臓専門医が診察にあたっています。かかりつけ医から腎臓専門医の受診を勧められた方、健康診断で尿検査異常を指摘された方は、どなたでも遠慮なくご相談ください。
腎機能が通常の15%以下に低下した状態を末期腎不全といいます。失われた腎機能の代わりをする治療法として「人工透析」と「腎移植」があります。腎臓専門医とよく話し合って、納得のいく治療法を選択していただくことが重要です。
●人工透析とは
人工透析とは、腎臓の働きの一部を人工的に補う治療法です。人工透析には「血液透析(HD)」と「腹膜透析(PD)」の2種類があります。
血液透析とは、血液をいったん体外に送り出し、ダイアライザー(血液透析器)を介してろ過する透析法です。血液透析では、透析施設において1回4時間・週3回の透析を行います。一方、腹膜透析は在宅で行う透析法です。患者さんご自身の腹膜を利用して血液を浄化します。
●腎移植とは
ほかの人から提供された健康な腎臓を手術で移植することにより、腎臓の機能を回復させる治療法です。腎移植には、健康な方(主に親族)から2つある腎臓の1つを提供していただく「生体腎移植」と、亡くなった方から2つの腎臓を提供していただく「献腎移植」の2種類があります。
日本では腎移植を希望する患者さんの数に対して、ドナー(臓器提供者)が少ないため、待機時間が長くなっているのが現状です。
●人工透析とは
人工透析とは、腎臓の働きの一部を人工的に補う治療法です。人工透析には「血液透析(HD)」と「腹膜透析(PD)」の2種類があります。
血液透析とは、血液をいったん体外に送り出し、ダイアライザー(血液透析器)を介してろ過する透析法です。血液透析では、透析施設において1回4時間・週3回の透析を行います。一方、腹膜透析は在宅で行う透析法です。患者さんご自身の腹膜を利用して血液を浄化します。
●腎移植とは
ほかの人から提供された健康な腎臓を手術で移植することにより、腎臓の機能を回復させる治療法です。腎移植には、健康な方(主に親族)から2つある腎臓の1つを提供していただく「生体腎移植」と、亡くなった方から2つの腎臓を提供していただく「献腎移植」の2種類があります。
日本では腎移植を希望する患者さんの数に対して、ドナー(臓器提供者)が少ないため、待機時間が長くなっているのが現状です。
わが国において、慢性腎臓病(CKD)の患者数は年々増加しています。初期には自覚症状が現れることが少なく、気がつかないうちに腎機能が悪化してしまうケースが多いのがこの病気の怖いところです。
慢性腎臓病は早期に適切な治療を行えば、腎機能の悪化を防いで、改善につなげられる可能性も期待できます。定期的に検査を受けて、病気の早期発見に努めましょう。
また、慢性腎臓病は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病とも深く関わっています。大切な腎臓を守るために、まずは日々の生活習慣を見直すことが大切です。
慢性腎臓病は早期に適切な治療を行えば、腎機能の悪化を防いで、改善につなげられる可能性も期待できます。定期的に検査を受けて、病気の早期発見に努めましょう。
また、慢性腎臓病は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病とも深く関わっています。大切な腎臓を守るために、まずは日々の生活習慣を見直すことが大切です。